うなぎ養殖場で、殺菌するために工業用ホルマリンを使用
[ニュースデスク]
ウナギで有名な全羅北道高敞のあるうなぎ養殖場で、殺菌するために工業用ホルマリンを使用したことが確認されました。
工業用ホルマリンは発ガン物質で使用が禁止されています。
ウナギで有名な全羅北道高敞のあるうなぎ養殖場で、殺菌するために工業用ホルマリンを使用したことが確認されました。
工業用ホルマリンは発ガン物質で使用が禁止されています。

[レポート]
全羅北道高敞のあるうなぎ養殖場です。サッカー競技場の半分ほどの2千5百平方メートル規模の水槽にウナギ約5万匹が育っています。
しかし、養殖場の片隅にある倉庫から、工業用ホルマリンの缶が溢れ出ます。

養殖場のオーナーは最近、うなぎが相次いで死んだ為、水タンクの掃除にだけ使ったと釈明します。
ろ過槽を掃除する時、最後の水で濯ぐ時、これを(ホルマリン)少し混ぜながら作業を行います。
この話が事実であっても、結局、水タンクに残ったホルマリン成分は養殖場にそのまま流れ込み、うなぎに吸収された可能性が大きいです。
水を抜き出して濾過槽にかけた後、ホルマリンがそのまま残っています。では、水を満たせばそのままホルマリンが残っているでしょう?
この養殖場は、ホームページで「天然塩で生け簀を消毒し、一切の薬品を使用しない」と広報してきましたが、殺菌力が強くて安いという理由で、ホルマリンを密かに使ってきたものと考えられています。
発ガン物質に分類された工業用ホルマリンは、接着剤などに使う毒物で、2007年から使用が禁止されました。
国立水産物品質管理院関係者:「養殖水産物に使用できる薬剤は、国立水産科学院で水産用薬剤として許可されたものだけを使うべきです。」
この養殖場で飼育されたウナギは、ソーシャルコマースなどを通じて全国的に1ヵ月平均3トンも流通したものと推定されます。
警察は現在、養殖場で発見されたホルマリン缶を証拠として押収し、行政当局もウナギから試料を採取して汚染の有無を調査する方針です。
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