西山事件とは、1972年に発生した毎日新聞社の不祥事である。
日本の新聞メディア史上、2003年のクラスター爆弾事件、2008年の英語版猥褻記事事件と並んで同社の著名な不祥事として歴史に残る事件である。
1971年の日米沖縄返還協定に際しての密約について、毎日新聞の西山太吉記者が、外務省女性事務官に酒を飲ませた上で半ば強引に性的関係を結び、その関係を背景に外務省から機密文書を持ち出させたとして、国家公務員法違反(機密漏洩罪)で起訴された事件。西山は報道の自由などを根拠に無罪を主張したが、最高裁では性的関係(しかも酔わせて強引に結んだもの)を背景とした取材行為は正当な範囲を逸脱しているとされ、1978年に有罪が確定した。 (以上、最高裁判所判決の事実認定等より。)
毎日新聞社はこの事件により1972年4月には夕刊紙面上で謝罪文を掲載するなどしたが、国民的な非難は避けられず、販売部数が激減。1977年には倒産を経験している。(その後、保有していたTBS株の放出、新旧分離方式による現業部門と債権管理部門の分離と再合併を経て、聖教新聞の印刷受注などにより経営再建を行い事業を継続している。)
再び脚光を浴びる西山事件
2010年3月に民主党政権から上記密約の事実が公表され、毎日新聞は紙面上で盛んにこの密約への批判や、当時の西山による事実暴露の正当性を主張し始めている。
しかしながら、上記のとおり西山が「女性に酒を飲ませて強引に性交渉を結び、その関係を元に機密文書の盗み出しを強要した」という事実は最高裁にも認定されており、例え密約が事実であったとしても、この西山の行った行為が正当化されるわけではないとの批判の声もある。
また、強引に性的関係を結ばされ、盗み出しを強要された女性事務官は、既に他界しており、一方の当事者が反論できない状況下で過去の自社の行為を正当化することが、果たして社会正義の実現を標榜するメディアとして正しいのか、という批判も呈されているところである。
女性記者が1年半前から財務省の福田にセクハラを受けてると訴える
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テレ朝上司「うちでは報道できない」
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女性記者さん、仕方ないから週刊新潮に売る
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テレ朝の会見 週刊誌やネットメディア等、記者クラブに入ってない人たちは門前払い
吉川慧/K.Yoshikawa@dong_po_rou
テレ朝の会見、ハフポストはじめネットメディアや雑誌は門前払い。何度も広報に食い下がったが
「日頃からお付き合いあるところだけ」「場所の都合」で取材拒否。財研、放送記者クラブ加盟社のみ。
そもそも週刊新潮が書いたことで明るみになった問題なのに。テレビ局の意識低すぎるのでは。
https://twitter.com/dong_po_rou/status/986643038226141184
・テレビ朝日「取材で得た情報を第三者(新潮)に漏らしたことは大変遺憾なことで重く受け止めている」
・女性社員は4月4日に会食に呼び出されて途中から録音開始
→その後に別日に複数回録音していたと認める
→さらにその後に最初に録音を始めたのは2016年からだと認める
・録音の該当箇所は「福田記者~」の一連のやり取り
・録音の理由は「自分がこのようなセクハラ被害を受けているという事を証明するための証拠として」
・取材のための録音でなかった
・録音することは事務次官には伝えず
・4月4日以降にテレビ朝日の上司にセクハラ被害を訴えて報道するよう求めたが「個人の特定の恐れがあるため」に上司個人の決断で却下される
・その後に「事務次官によるこのようなセクハラを明るみにしなければ」との意思で女性社員自ら新潮に持ち込む
・その後に数日タイムラグがあった後に女性社員自ら「少し悩んだ末に」録音データも新潮に提出
・新潮に持ち込むことでの女性社員への報酬は一切なし
・新潮の記事の発売後に今週の月曜日(4/16)に女性社員本人から「新潮の記事の被害者のは自分」との申し出あり
・女性社員本人の希望(新潮への訴えと同じ理由)で当社(テレビ朝日)も報道してほしいと申し出があったので今回の会見を開いた
・テレビ朝日としては財務省へは速やかに抗議するつもりである(女性社員のセクハラ被害が発覚してからこれまでに財務省への抗議はなし)
【朝日新聞、セクハラ被害の口封じ】元朝日新聞の記者・秋山千佳さん「取材相手に突然、お酒の席でしたけれども胸を鷲掴みにされることがあり、社に戻って男性の先輩に相談したところ『これくらい我慢しろ』と言われてしまった」これが事実なら朝日新聞は見事なダブルスタンダード。
取材なのか?セクハラなのか?
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