還暦おめでとう
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2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)ショートトラックで崔ミン禎(チェ・ミンジョン、20)の失格で銅メダルを獲得した後、韓国人からの悪質なコメントに苦しめられたキム・ブタン(24・カナダ)は授賞台で涙を爆発させた。
14日、江原道(カンウォンド)の平昌(ピョンチャン)オリンピック・メダルプラザでは、前日開かれたショートトラック女子500メートルに対するメダル授賞式が開かれた。同日、終始暗い表情で観衆を見つめていたブタンは、自分の名前が呼ばれると壇上に上がって涙をこぼし始めた。授賞式が進み、ファンの歓声が自分に向けられていることに気づいたブタンはその時になって初めて弱々しい笑顔を浮かべた。
一部では、銅メダルの喜びにもブタンが涙を流したのは一部の韓国ファンがブタンに向かって非難の声を高めたためだとしている。
前日、江陵(カンヌン)アイスアリーナで開かれたショートトラック女子500メートル決勝で、ブタンはレース後半に崔ミン禎と身体接触があった。これを審判陣が崔ミン禎の反則と宣言し、崔ミン禎が失格となり、ブタンの順位が3位に繰り上げられた。
この競技の後、ブタンのツイッターやインスタグラムなど個人SNSには数千件の悪質コメントが書き込まれた。一部のネットユーザーはブタンも崔ミン禎に対して反則を犯したと主張しながら、英語とハングルでブタンのSNSのコメント欄を埋め尽くした。中には殺害脅迫の内容もあったことが分かった。ブタンはこの一件で自分のSNSをすべて非公開に切り替えた。ついにブタンの安全のために、カナダ警察とオリンピック委員会などが調査を始める事態にまで発展した。
カナダCBC放送など現地メディアは14日、「劇的な銅メダルを首にかけたブタンは、韓国ネットユーザーから数千件の脅迫メッセージに苦しめられている」と報じた。実際、非公開にする前までブタンのSNSには「あなたはスポーツ選手でも人間でもない」「その汚い手を切り捨てろ」「引退しろ」など、ハングルと英語による攻撃的なコメントであふれた。
なんとか笑顔は見せたものの、ブタンは何のコメントも残さなかった。授賞式を終えた後、ミクストゾーン(共同取材区域)にやってきたブタンは、取材陣のインタビュー要請をすべて断り、弱々しい笑顔と「ノーサンキュー(No,Thank you)」という言葉だけを残して足早に立ち去った。
最終更新:2/15(木) 7:06
中央日報日本語版
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