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2012年1月 4日 (水)

広島郷土資料館の話ヽ(*´∀`)ノ

中国では「他人に対する親切」も、大きな問題につながってしまう可能性があるという。2006年11月、南京市に住むある青年がバス停で老人が倒れているのを発見、起こしてあげたうえに病院にまで連れて行った。

  検査の結果、老人が骨折していることが判明すると、老人の家族は「骨折したのは青年がぶつかってきたためだ」と訴え、青年は数万元(1元=約13円)の治療費を支払うよう要求されるという事件が発生した。裁判の結果、青年は1万元(約13万円)を支払うハメになってしまったという。

  また、先日は一人の青年が落ちていたお金を発見したものの、落とし主との間で何らかのいざこざに巻き込まれることを恐れ、拾い上げるたり交番に届けたりすることをせず、警察を呼びよせ、警察が現場に駆けつけるまでひたすらお金を見張っていたという事案が発生している。

  中国では「親切が仇(あだ)となって返ってくる」という事件が頻繁に起きるため、他人に対して親切心をもって接することが難しくなっている。これに対し、日本在住の中国人ブロガー、沫沫さんが自らのブログに「日本で感動したこと」と題する文章を掲載している。

  文章によると、沫沫さんの息子が修学旅行で広島へ行った際、持って行った家のカメラをどこかに忘れてきてしまったという。宿泊したホテルに問い合わせても紛失したカメラは見つからず、そのまま1週間が経過してしまったそうだ。修学旅行のスケジュール表を見ながら記憶をたどり、広島郷土資料館に電話をしてみたところ、紛失したカメラが保管されていたという。

  ブロガーが先方に住所を伝えると、先方が送料を負担したうえで送付してくれたそうで、その梱包(こんぽう)も非常に丁寧だったという。さらに箱には一通の手紙が添付されており、「資料館に来館いただきありがとうございました。ここにカメラをお返しいたします」と書かれていたという。

  この日本ならではの心遣いに対し、ブロガーは「日本の至れり尽くせりのサービスや心遣いに、私は何度も感動を覚えたものだ。今回のカメラの一件がその典型的な例だろう。日本ではこうした心遣いは珍しいことではなく、優れた心遣いは日本という国家の品位だと言えよう。私が今回の件をブログにしたためたのは、中国でもこのような心遣いが見られるようになることを願っているためである」と結んでいる。(編集担当:畠山栄)

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