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すみません教えてください  

内田樹氏の知らない比較優位
2011年10月30日10時46分

池田信夫
プロフィール /


 TPP反対派は、高校の政治経済レベルの経済学も理解していないことが多い。その典型が内田樹氏の「グローバリストを信じるな」というブログ記事である。彼の「すべての原発の即時停止と廃炉」を求める記事が事実誤認であることは前にも指摘したが、この記事も間違いだらけだ。彼はこう書く:
「なぜアメリカがこれほど強硬に日本のTPP参加を要求するのか?」という、アメリカの行動の内在的なロジックを冷静に解析した記事をメディアで見る機会はほとんどない。
 「アメリカが強硬に日本のTPP参加を要求」しているというのは、何を根拠に言っているのだろうか。たとえばNYタイムズで"TPP"を検索すると、2件しか出てこない。その一つでBergstenは「大統領も共和党もTPPに関心をもっていない」と嘆いている。アメリカにとってTPPは、小国を相手にしたローカルな通商協定にすぎない。そこに主要な輸出先でもない日本が入って来ても来なくても、どうでもいいのだ。
さらに内田氏は、こう書く:
 貿易において一国が輸出によって大きな貿易黒字を得る場合、その相手国は輸入超過となって貿易赤字が増えることになっている。ふつうはそうである。貿易では(グローバリストの好きな)Win-Win はない。片一方が黒字なら、片一方は赤字になる。
 これは高校の答案でも落第である。これもクルーグマンの教科書から引用しよう。
アメリカでは1000万本のバラを栽培しているが、これに使う資源で10万台のコンピュータを生産できるとしよう。他方、南米では同じ資源で3万台のコンピュータしか生産できないとすると、アメリカでバラの生産をやめて全量を南米から輸入したら、南米のバラの生産は1000万本増えてコンピュータの生産は3万台減るが、アメリカではバラの生産がゼロになってコンピュータの生産が10万台増える。つまり世界全体では、バラの生産量は変わらないが、コンピュータの生産量は7万台増える。
 各国で生産費が異なるときは、相対的にコストの安い財に特化して輸出することによって世界全体の生産量が増え、双方の国が利益を得るWin-Winが実現するのだ。これがリカード以来知られている(そして内田氏の知らない)比較優位の原理である。日本のような製造業に比較優位をもつ国が農産物に高率の関税をかけて農業を保護するのは、製造業を犠牲にして世界経済を収縮させているのだ。

このとき貿易黒字になるか赤字になるかはどうでもよい。黒字は対外債権、赤字は対外債務だが、企業が債務をもっていても返済できれば問題ないのと同じである。輸出するのは輸入の代金を払うためであり、輸出代金をためこんでもしょうがない。そのように外貨を稼ぐこと自体に意味があると錯覚するのが、アダム・スミスも批判した重商主義である。

この記事には、この他にも誤りがいっぱいあるが、以上で十分だろう。内田氏のようにスミスやリカードも知らない17世紀の住人には、何をいっても無駄である。
 という記事がありますが、これはどうなんでしょうか?
1000万本のバラを作る原価で、パソコンが10万台作れる? そして南米がバラ2000万本コンピューター0
 アメリカは、バラ0でコンピューター10万台
これで、たしかにバラの生産量は変わらないが、コンピューターの生産量は増える。   たしかに・・・が
 原価は同じでも、販売価格が違うのでは?
自分にはちょっと理解力がないので教えてください。
 アメリカしか、得して内容に思うのですが?
それとも、アメリカの農産物を輸入して日本はゼロに、ってことでしょうか?
 でも、アメリカが自分のところをゼロにして日本のコンピュータとか買うと思いますか?
すみません長々と、理解出来る方教えてください。 ヽ(*´∀`)ノ
 

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コメント

リカードの説は幼稚です。
そこに雇用、外交、食料防衛、国家収支が入ってません。
農業をゼロにした場合、輸出国から法外な値上げに耐えないといけないし、あらゆる外交問題に妥協を強いられます。飢饉の際は国民が餓死します。また、貧しい国が安いバラばっかり作り、豊かな国の高額なPCを買わされると、貧乏国は収支が悪化して、デフォルトします。
デフォルトしたら富裕国は回収出来ず、困るわけです。またバラしか作れないような国はそもそもそんなにPCを買えない。だから富裕国がPCを増産してもたいして売れない、となります。
リカードは幼稚なんです。
TPPの最大の問題はTPPのIDS条例が、日本の全ての国内法をアメリカが儲かるように、いじれるところです。これで医療、保険、教育、公共工事を狙ってます。事実上の国家主権放棄要請です。あと農業を潰され、上記のような価格釣り上げ、脅し外交、飢饉による飢餓の危険をはらんでます。だからTPPはヤバいんですよ。
とにかくTPPには絶対反対してください。
手厚く保護されてるマスゴミもターゲットなのに、マスゴミがTPPのヤバさを隠して、TPP推進なんで馬鹿じゃないかと思ってます。

リカードの説は幼稚です。
そこに雇用、外交、食料防衛、国家収支が入ってません。
農業をゼロにした場合、輸出国から法外な値上げに耐えないといけないし、あらゆる外交問題に妥協を強いられます。飢饉の際は国民が餓死します。また、貧しい国が安いバラばっかり作り、豊かな国の高額なPCを買わされると、貧乏国は収支が悪化して、デフォルトします。
デフォルトしたら富裕国は回収出来ず、困るわけです。またバラしか作れないような国はそもそもそんなにPCを買えない。だから富裕国がPCを増産してもたいして売れない、となります。
リカードは幼稚なんです。
TPPの最大の問題はTPPのIDS条例が、日本の全ての国内法をアメリカが儲かるように、いじれるところです。これで医療、保険、教育、公共工事を狙ってます。事実上の国家主権放棄要請です。あと農業を潰され、上記のような価格釣り上げ、脅し外交、飢饉による飢餓の危険をはらんでます。だからTPPはヤバいんですよ。
とにかくTPPには絶対反対してください。
手厚く保護されてるマスゴミもターゲットなのに、マスゴミがTPPのヤバさを隠して、TPP推進なんで馬鹿じゃないかと思ってます。

そうなんですよね(◎´∀`)ノ
 もう流れ的には交渉の場に出るようですが、途中で不利なら退席するっていうKY的な大臣さんもいますが、お前が日本に有利に出来る交渉術があるとも思えんし、(いっつも発言を事実上撤回)
 これで、内容次第ではミンスも終わりになるでしょうねー
というか、政治家の先生(笑)もTPPって理解しているのか?疑問ですが(笑)

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