韓国最大の河川である洛東江と錦江近隣で栽培された農産物から発がん毒性物質「マイクロシスチン」が検出されたという調査結果が出た。マイクロシスチンは緑藻から出る毒素で、肝疾患・胃腸炎・生殖障害などの疾患を引き起こす可能性がある。他にも洛東江の16箇所でもう一つの毒性物質である「シリンドロスパームシン」が最大26.58ppb検出されたことも確認された。
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8日、環境運動連合などはソウルで記者会見を開き、洛東江・錦江近郊でとれた作物内のマイクロシスチン検出結果を発表した。
記者会見では、去る11月に洛東江の中・下流付近の畑で栽培された大根や白菜、錦江下流付の精米所で加工された米を購入して分析した。これら農作物は、農水路を通じて洛東江・錦江の水で栽培されたものだ。
その結果、米は1kg当たり1.3μg、大根は1kg当たり1.85μg、白菜は1kg当たり1.1μgのマイクロシスチンが検出された。
農産物の摂取量を成人(60㎏)・小児(30㎏)別に区分して計算した結果、成人は1日0.685μg(米0.39μg、大根・白菜0.295μg)、小児は1日342μg(米0.195μg、無・白菜0.147μg)のマイクロシスチンを摂取することが分かった。
ホン・ジョンホ環境運動連合共同代表は「先立って洛東江・錦江で米国環境保護庁の水遊び安全基準値(8μg/L)の800倍を超えるマイクロシスチンが検出されたことを明らかにしたが、当該河川の水で育った農産物にも毒素が検出されたことが確認された」とし、「食べ物と直接的に関連するため、梁の開放など迅速な対応策をしなければならない」と話した。
彼らは昨年7~8月、毎週2回にわたり、洛東江の16カ所と錦江の5カ所、計21カ所の採水サンプルを分析した結果、さらに別の細菌である「シリンドロスパームシン」も検出したと明らかにした。
これら団体は検出結果発表を終え、大統領選挙候補らに4大河川の細菌問題解決のための公約・政策提示を促した。
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